捻挫

捻挫の治療おまかせください

当院では足首の捻挫後の後遺症がとても多い事から、捻挫の後遺症を残さない治療に力を入れています。

足関節捻挫はスポーツ活動中の怪我としてとてもポピュラーであるが故に、軽度であれば軽視され、重度であっても骨は折れてないと軽視されているのが現状です。

しかし、足首の捻挫は軽視しても大丈夫な「ほっとけば治る」ような怪我ではありません

捻挫の後遺症

例えば、捻挫をすると「捻挫はクセになる」というような言葉を聞いたかもしれません。これはある意味その通りで、捻挫を軽視して、痛みが引いたから復帰するような事をしていると、すぐにまた捻挫してしまうということがよくあります。

このように捻挫には治ったと思っても、その後、残ってしまう後遺症のような以下の症状があり、スポーツをする人を苦しめています。

1.痛み

2.弱さ

3.腫れ

4.不安定感

5.再捻挫

ある研究によれば、足首の捻挫後、6 ヶ月から 18 ヶ月の経過観察において,足首の痛み,弱さ,不安定感,腫れの症状のうち 1 つ以上の症状が見られた患者は72.6%だという報告があります。

また、別の研究で捻挫後、1年半〜4年後の調査時に上記のような症状がある人は70%であったとの報告もあります。

つまり、捻挫後1年半以上経っても症状が残っている人が7割もいるという事です。

これほどまでに、後遺症が多い足首の捻挫ですが、現在でも軽視されているのが現状です。

後遺症が残る理由

では、なぜここまで、足首の捻挫は後遺症が残ってしまうのか?

それは、一言で言えば、「不安定性が残っているから」です。

不安定性を残す要因は大きく二つです。

①傷めた靭帯が緩くなって、関節自体が不安定になっている(関節がぐらぐらしている)

②足首に関係する動きの機能が低下している(弱くなっている)

これらによって、足首の関節は不安定になり様々な後遺症を発生させます。

後遺症を残さない為に

①については、固定が適切に行われていなかったり、早すぎるスポーツ復帰などから発生しますが、一度緩くなってしまった靭帯は、元には戻らないので捻挫後、速やかに適切な固定と安静を適切な期間する事が大切です。

②については筋力低下による機能低下や、無意識のかばいなどによる機能低下など靭帯が再生された後リハビリによって回復させる必要がある機能が回復していない事で発生しているので、適切にリハビリを行なっていくことで回復させる事ができます。

当院では、靭帯を観察することができる超音波画像診断装置を使って、損傷の程度を確認し、必要に合わせて包帯固定や場合によってはギプス固定を行います。靭帯はレントゲンでは見ることができない為、損傷の程度を知る為には、超音波画像診断装置かMRIで見る必要があります。

その後、固定したまま足首以外のトレーニングと靭帯の修復に合わせて足首周囲のリハビリ、競技に合わせたリハビリを行なっていきます。

たかが捻挫でギプスなどと思うかもしれませんが、重度の捻挫の場合はギプスをした方が楽であり、早く治ります。また、軽度であっても包帯固定は簡単なサポーターをするよりも本人は楽になります。この固定が捻挫では特に重要な第一歩ですから、もし捻挫をしてしまったのなら早めにご連絡ください。

お電話の際に「捻挫をしてしまったのですが・・・」と言っていただければ、できるだけ早い時間をご案内したいと思います。

料金

捻挫については保険が適用されます。料金については自費施術分を含んで、おおよそ下記の料金になります。

初診    3割負担 約3000円

      2割負担 約2670円

      1割負担 約2350円

      0割負担 約2020円

      医療助成(200円まで)約2220円

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