日本人の840万人が片頭痛持ちってホント?
片頭痛の患者は日本で840万人と推定されています。
840万人と言うと、日本の人口を1億2000万人とすると14人に1人は片頭痛持ちということになります。
つらい片頭痛持ちの方にはもしかしたら、そんなにいるわけがないと思われるかもしれませんが、片頭痛にも強弱があるので、総合するとそれぐらいになるようです。
さらに、今回参照した統計は15歳以上を対象としたものになる為、若年者での片頭痛患者は少ないとはいえ、それを含めるともう少し多いのかもしれません。
また、片頭痛持ちの方は自分が片頭痛であることを言わないことも多いようなので、身近にいても気が付かないことも多いのかもしれません。
では、片頭痛の方はどれぐらい症状に困っているのでしょうか。
片頭痛の疫学
片頭痛が日常生活に及ぼす影響度の調査では、頭痛によって寝込むことがある人が34%、寝込む程ではないが日常生活にかなり支障がある人が40%となり、合計して片頭痛の方の74%が日常生活にかなり支障があるとのことで、26%は支障はほとんどないという結果でした。
しかし、片頭痛のために仕事や予定を休みますか?という調査ではよく休むが4.5%、時々休むが27.5%となり、合計して片頭痛で仕事を休むことがある人は32%となりました。
つまり、寝込む程の頭痛持ちの人は片頭痛の人の中で34%程度で、寝込む程ではない頭痛の人が40%程度で、寝込む程の頭痛でなければかなり支障がでていても仕事や学校に行くということですね。
仕事に関しては、お仕事の内容によっては、物理的に出勤できるかどうかが休むかどうかの判断になっているなんて人もいるのではないでしょうか?これは頭痛持ちの人にとっては辛い状況ですよね。
では、この片頭痛はどのようにして起きているのでしょうか?