ぎっくり腰は癖になる?
ぎっくり腰の季節ですね。とも整骨院でもぎっくり腰の患者さんがちらほら見え始めました。
この季節の変わり目はぎっくり腰に限らず痛みがでやすい時期になります。特に今年は外出自粛もあったので、自宅にいる時間が長いことが運動不足につながってぎっくり腰を助長してるのではないかと思います。
このぎっくり腰、よく癖になるとか、聞きませんか?
そう、癖になる。というか繰り返す事がよくあるんですよね。そんなことを言うと初めてぎっくり腰になった人は不安になると思いますが、心配しなくて大丈夫です。最初からきちんと治療すれば大丈夫です。
というのも、ぎっくり腰などが癖になるほど繰り返してしまうような人はぎっくり腰で崩れたバランスを戻せていないから繰り返すわけです。
つまり、ぎっくり腰になったその時の動きはきっかけに過ぎず、元々のバランスの悪さが原因である事が多いという事です。
それを治さなくては繰り返してしまうのは当たり前だと思いませんか?
なぜなら「特別な事をしていないのにぎっくり腰になった人」は元に戻ったところで「特別な事をしなくてもぎっくり腰になる体」に戻るだけですから。むしろ、痛めたところの周りの筋肉が痩せたり、癒着したりして、傷が癒えても、前よりも条件が悪いことのほうが多いと思います。
それを放置するような事をしていては、繰り返してしまうのは当たり前ですよね。
腰痛の原因についてはこちらに詳しく書いています。→朝起きたら腰が痛い?
明らかにいつもと違う負担を腰にかけていて、ぎっくり腰になったという人は少し違うかもしれませんが、受傷後、かばった姿勢で歪みやすいのは一緒です。
では、どうすればいいのか?
一番大事なのは、なるべく早く受診して、バランスを整える事です。
動けないような痛みだった場合でも、少し動けるようになったら受診してバランスを整えてもらいましょう。
そして一刻も早く動けるようになりましょう。早く動き始めることは癒着や筋力低下・筋硬直の防止になります。そしてこれらは、かばって行わないようにしなければならないので、バランスを整え、早く動けるようにする施術と適切な運動のスタートが必要なのです。
大事なことをまとめると、ぎっくり腰で大事なことは
①できるだけ早く動けるようにする。そのためにバランスを整える必要がある。
➁動けるようになったら適切に運動やストレッチ、体操などをしてバランスを整える。
この二つが腰痛とさよならする為に重要なことになります。
何回か痛めてて自分なりの対処が出来上がっていればそれもありかと思いますが、繰り返している以上繰り返さない為には何か足りない事があると思いますので、一度受診される事をおすすめします。
◯ぎっくり腰ではないけれど、歩くと腰が痛くて困っていると言う人はこちら→歩くと腰が痛い時の対処法
◯腰痛の人が気をつけておきたい姿勢の対処法→しゃがんだ姿勢からぎっくり腰