寝過ぎて腰が痛い時の原因と対処法
- 朝起きたら腰が痛い、またはだるい
- そう言えば昨日の夜寝て、もう夕方だ(汗
- 疲れていたせいか、半日も寝てしまった
- 風邪をひいていて、ずっと寝ていたからか腰が痛い
- 休みの日、特に予定もないから一日中寝ていた。
こんな事は誰しも一回は経験があるのではないでしょうか?
私ももちろんあります。このいっぱい寝て、回復した体力の代償に腰が痛いという事はよくある事です。
というのも、整骨院で働いていると寝過ぎて腰が痛いから治してくれと来院される方はあまりいなくても、通院している方の中からそのような話を聞く事はよくあります。
この寝過ぎて腰が痛いというのはそれほど深刻な事はあまりないというのが経験的な話なのですが、今回はこの症状についてお話ししていこうと思います。
※ただし、「起きたら腰が痛い」というのとは違う視点でのお話しになりますので混同しないようにしてください。今回は単純に寝ている時間が長かったという事が原因であるという事に的を絞っての話になります。
症状
- 腰がだるい、鈍痛
- 動けないという事はない
- ズキっとするような鋭い痛みではない
強い痛みやシビレ、鋭い痛みなどがある場合は「寝過ぎ」が原因ではなく、寝ている間、もしくは寝る前に何か原因があって、起きたら症状が出ていたという可能性が高いと思います。
原因
腰の筋肉の弛緩(ゆるみすぎている)
ほとんどはこの筋肉の弛緩が原因ではないかと思います。
腰、つまり腰椎を支える奥の筋肉が緩んでしまって力が入っていない状態が腰痛を引き起こします。
腰椎というのは表層から深層、前側まで入れると11個もの筋肉がついていて、それらが、さながら一つの会社のように協力して強い力を発揮したり、時には単独で働いたり、任される仕事ごとにうまく力を発揮する事でうまく機能しています。
その中でも、深層の筋肉というのは、会社でいうところの大きな成果こそ出さないけれども、ほとんどの仕事を卒なくこなし、みんなに愛されるムードメーカーのような役割を担っています。
だいたいどんな時も一枚かんでいます。決定的ではないけど、いないと困るそんな存在なのです。
考えてもみてください。そんな影の力持ちのような存在のムードメーカーが、もしいなくなったとしたら、もし、風邪で休みという事になったら、多少の不協和音が社内に流れてもおかしくはないのではないでしょうか。
つまり、寝過ぎて腰が痛いというのは、腰の深層筋が弛緩しているというのはそういう状態で、出社したらムードメーカーが欠勤だったような状態なのです。
具体的には、寝ている間に深層筋が緩みすぎて腰椎の前カーブが維持できていなかったり、前カーブこそできているものの、深層筋が働いていないので腰が不安定な状態になったりしています。
対処法
さながら、大きな成果こそ出さないけれども、ほとんどの仕事を卒なくこなし、みんなに愛されるムードメーカー社員が何の連絡もなしに欠勤という事なら、初手は電話でしょう。みんなからの心配の声や上司からの叱責がこのムードメーカー社員を起こします。そう、この社員の欠勤の原因は寝坊です。みんなで鬼電して起こしてあげれば、慌てて出社していつも通りの会社に戻ります。
具体的に腰の場合は、意図的にこの深層筋を使う動きをしてあげる事でこの痛みをいち早く改善する事ができます。
いろいろな方法がありますが、今回はこの深層筋を刺激するスクワットを紹介したいと思います。
これを行った後しばらく、腰の前カーブを意識しながら、姿勢よく座ったり立ったりしておいてください。
それでもイマイチ解消しないという時は姿勢良くウォーキングしてみてください。
そこまでしても、解消されない場合は「寝過ぎた」という理由だけではないのかもしれませんので、治療等が必要なのかもしれません。
小金井市のとも整骨院は幹線道路である東八道路、新小金井街道からアクセスがよく、府中市、国分寺市、小平市からもアクセスしやすい立地となります。
腰痛でお困りの方、お気軽にご相談ください。