足首が痛い(後ろ→アキレス腱炎)
先日、足首が痛いとご予約頂いた方の話をしていこうと思います。
症状
その方は立ち仕事で、痛くなった日、新しい靴を履いてお仕事をしていたそうです。
しかし、靴が合わなかったようで、途中から足首が痛くなり、靴ずれも起こしてしまったとのことでした。
翌日からはその靴はやめて、履き慣れた靴に戻したそうですが、足の痛みは引かなかったとのことです。
痛いところはここです。
痛みの原因
この方の痛みの原因はすぐにわかりました。
「アキレス腱炎」です。
足首の後ろにある、アキレス腱という太い腱が炎症を起こしています。
見た目にも腫れていて、押すと痛みます。
一応エコーでも確認して、アキレス腱の肥厚と炎症を認めました。
アキレス腱炎とは?
アキレス腱炎とは文字通りアキレス腱の炎症です。
アキレス腱とは、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)につながる太い腱で、足首の後ろを見ると太いスジが観察できると思います。それがアキレス腱です。
今回は慣れない靴を履いた事で、いつもと違うバランスで歩いたり、立つことになり、アキレス腱にストレスがかかってアキレス腱炎になってしまったと考えられます。
治療
リハビリ・ストレッチ
今回はアキレス腱に明らかな炎症があった為、初回にリハビリ・ストレッチの指導は行いませんでした。
テーピング・サポーター
今回活躍したのは、このテーピングとサポーターになります。
細かく見ていくとアキレス腱の外側の方が痛みが強かったので、外側をサポートするテーピングを行いました。(ここがすごく重要です)
合わせて、踵にクッションがついているサポーターをつけてもらう事にしました。
この2つで歩行時の痛みは大分軽減したので、一旦これで経過を観察することにしました。
アキレス腱炎は治らないのか?
割と長期化する事も多いアキレス腱炎ですが、アキレス腱に負担がかかる原因がわかって、それを改善する事ができれば確実に治すことができると思います。
何が原因でアキレス腱に負担がかかっているのか、それを特定して治療していくことが非常に大切です。
ただ、炎症しているアキレス腱だけを治療している場合は、なかなか治らない事もあると思います。もし、アキレス腱炎がなかなか治らなくて悩んでいるという事であれば、それはアキレス腱にかかる負担が特定できていない、もしくは改善されていないのかもしれません。
お困りの方はお気軽にご相談ください。
●その他、足首近くの痛みについてはこちら●